被災地でのマッサージボランティアと漢方薬診察処方活動報告4月24日分


日時:平成23年4月24日
場所:石巻市内 青葉中学校、中里小学校
参加人数:8名(医学部学生3名、鍼灸師3名、大学教員2名)
施術を受けた方々:105人
診療を受けた方々:15人


4月24日に石巻市内の避難所である青葉中学校(午前・午後)と中里小学校(午後)に行き、 マッサージボランティア活動と漢方薬の診察処方を行ってきました。今回も100名以上の方々にマッサージや 鍼治療を受けていただきました。

先週、青葉中学校で腰痛・便秘の女性に円皮鍼のパイオネックスで治療を行いました。 今週訪ねると、非常に喜んでらっしゃって腰痛も便秘もぴったっとよくなったとおっしゃっていました。
避難所では衛生面の問題を考え毫鍼は使用せずにパイオネックスまでの鍼治療に限定していましたが、 それでも効果のある方々は他にも多数いらっしゃっいました。
内服薬のみならず、このような円皮鍼でも痛みや排便のコントロールができることを経験し、 災害時の円皮鍼の有用性も実感してきました。今回の訪問では16人の方にパイオネックスによる治療を行いました。

漢方薬処方は15人で、この日は止まらない咳嗽や鼻炎の症状、便秘の方々が多く麦門冬湯、小青竜湯、 調胃承気湯、麻子仁丸などの漢方薬を処方してきました。一時期よりもひどい咳嗽は減っている印象を受けましたが、 まだまだ粉塵などの影響からか夜になると咳が出て眠れない方々は多いようです。
また、避難所の状況にもよるかと思いますが食事内容が炭水化物に偏りやすく、 なかなか外に出れない方々は体重が増えていくとおっしゃっている方々が多くいらっしゃいました。

避難所生活も長期化しているためか、前回よりも身体の痛みやしびれ、胃の痛み等の体調不良を訴える方が たくさんいました。また、アトピー性皮膚炎の子どもや椎間板ヘルニアのお年寄りなど、 持病を持っている方々は避難所生活がより困難なようでした。 しかし、避難所の方々は非常に陽気で明るく、こちらまで元気付けられました。

(文責:東北大学医学部学生3名、卒後研修センター 門馬靖武、漢方内科 平野篤・ 神谷哲治・高山真、有朋堂 鈴木琢也)

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